宮崎県は、今年3月に都城保健所で行ったB型肝炎ウイルスの無料検査で、受検者1人分の検体について検査にミスがあったことを明らかにしました。
この受検者には、検査結果が「陰性」と伝えられていて、県は、陽性である可能性が否定できないとして再検査を呼びかけています。
県によりますと、今年3月22日に都城保健所で行われたB型肝炎ウイルスの無料検査で、受検者1人の検体について、感染の有無を検査すべきところ、誤って感染力の強さを調べる検査をしたということです。
検査結果は、3月29日に受検者に「陰性」と伝えられましたが、県では、感染に関しては、陽性である可能性が否定できないとしています。
検査は匿名で行われているため、受検者の名前や住所、連絡先などは分かっておらず、県では、受検者に再検査を呼びかけています。
(都城保健所 電話0986―23―4504)
検査の誤りは、都城保健所の保健師が、民間の検査機関に依頼する際、記入を間違えたことが原因で県では、複数人で確認をするなどして、再発防止を図りたいとしています。