陶芸教室で制作した縄文土器を、生徒自らが焼き上げるイベントが新見市で開かれました。会場には日本を代表するダンサーも駆け付け、炎を前にパフォーマンスを披露しました。

新見市の猪風来美術館で毎年2回開催される「縄文野焼き祭り」です。

縄文造形家・猪風来さんが主催する陶芸教室で制作された縄文土器を、陶芸教室の生徒自身が焼き上げていきます。

縄文土器を焼く炎の前では東京パラリンピックの閉会式でパフォーマンスを行った義足のダンサー・大前光市さんら、陶芸教室に通う3人のプロダンサーが「縄文コンテンポラリーダンス」を披露しました。

(ダンサー・陶芸教室の生徒 大前光市さん)「命が湧き上がり様々な形になるということを自分自身でも表現できたらなと思い、(縄文人の)自然に対する感覚というものを学びに来ています」

炎は、小雨をものともせず勢いよく燃え上がり、およそ7時間かけて100点ほどの土器が完成しました。

(ダンサー・陶芸教室の生徒 宮原由紀夫さん)「ものすごく大変でしたけどいい経験ができました」

(縄文造形家・猪風来さん)「心はみんな縄文人というふうにみんなが一丸となってこの縄文野焼き祭りが成功したと思います」

縄文野焼き祭り、次回は10月に開催される予定です。