福島県双葉町の神社では、町の復興に繋げようと、みこしを担いで地域を巡る「みこし巡行」が30日に行われました。

双葉町中野地区にある八幡神社は震災で津波に流されましたが、おととし8月に新しい社殿が建てられました。

こうしたなか県内外に避難した住民の絆を深めようと、新しい行事として「みこし巡行」が始まりました。

この日は16人の男たちがおよそ300キロのみこしを担ぎ、威勢のいい掛け声をかけながら地域を練り歩きました。

【氏子総代・高倉伊助さん】「戻って来たくても年代的にも目一杯。将来的に地区や町の人だけではなくて、いろいろな所から来て、ここ(双葉町)で生活してもらいたいという気持ちも強い」。

地区では地域の寄りどころとして、みこし巡行を続けていく考えです。