29日のFC東京戦を前に最終調整をする、サッカー『アルビレックス新潟』。
FC東京を指揮するのはアルベル監督。アルビレックス新潟の前監督です。

この対戦にサポーターも大注目!
選手たちも燃えています。

【アルビレックス新潟 MF 三戸舜介選手】
「アルベルの元でやってきたサッカーを、アルベルの前で見せられれば」


そして、監督も火花を散らしています。

【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「なんとか困らせたいですね、アルベルを」

【FC東京 アルベル プッチ オルトネダ監督】
「今回の試合は、我々の武器をうまく生かして勝利を目指したいと思います」

ボールを保持しながら後ろからパスを繋いでゴールに迫るアルビレックス新潟の“サッカースタイル”はアルベル前監督が築いたもので、松橋監督はそれを引き継ぐ形でチームを率いています。

29日は、プレースタイルの似たチーム同士の戦いになりそうです。

ズバリ、勝負のポイントは?

【FC東京 アルベル プッチ オルトネダ監督】
「ボールを長く保持するかより、ボールをどう有効的に生かすか。そういう意味ではボールがキーポイントになってくる」

【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「ボールを握るだけでは勝負のポイントにはならない。攻められている中でしっかり守ってというのはポイントになる。どちらが色をしっかり出せるかというところは、ゲームを左右する上での優位性になる」


似たスタイルを持つチームですが、ボールの動かし方には違いがあります。

「FC東京」は、ボールを奪って味方につなげるインターセプト数がリーグトップ。
さらにドリブル数はリーグ3位を誇ります。
つまりボールを奪うのが上手く、それをドリブルで運ぶ特徴があると言えそうです。

一方の「アルビレックス新潟」の“パスの数”は現在リーグ2位。
FC東京より1400回ほど多くなっていて、ボールを奪ったあと、細かくパスを繋いでゴールに迫るプレーが特徴です。


J1でのアルビの戦いぶりについてアルベル監督は…

【FC東京 アルベル プッチ オルトネダ監督】
「私がいた時とほぼ同じメンバーが、今4シーズン目をプレーしてるという意味でも、選手たちが成熟している。プレーテンポも日に日に速くなってきてると思う」


現監督と前監督との初対決。
ボールを制し、ゲームを制するのはどちらでしょうか?

【FC東京 アルベル プッチ オルトネダ監督】
「まずは両チームのサポーターが満喫してくれるような試合になることを願っています。そしてスタジアムに来ていただけるであろう新潟のサポーターに感謝の気持ちを込めてあいさつできることを願っています」

【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「苦しい場面もあるかもしれませんけど、最後は我々が勝利している姿をみんなにお届けしたい。その上で、皆さんのチカラも必要だというところで一緒に前に進んでいきたい」


アルビレックス新潟“アウェー”のFC東京戦は、29日午後3時キックオフです。