来月(5月)、真庭市の蒜山高原に建築家・隈研吾(くま・けんご)さんが改修を手掛けたシェアオフィスが開館します。それに先立ち、オープニングセレモニーと内覧会が行われました。

蒜山三座を一望できる抜群のロケーション。来月(5月)1日、真庭市蒜山高原にオープンするシェアオフィス「蒜山ひととき」です。

旧レストハウス「白樺の丘」を、グリーナブルヒルゼンを手がけた建築家の隈研吾さんがリノベーション。オフィススペースの柱には皮付きの木材を使用するなど、木のぬくもりを活かしたモダンな空間となっています。

(建築家 隈 研吾さん)「単にシェアオフィスをデザインするのではなく、これからのコロナ後の新しいワークスタイル・ライフスタイルのモデルになるような施設を作りたい、そういう思いでデザインしました」

この施設は全国から利用者を集め、異業種間の交流を促すことでイノベーションを生み出そうと企画されました。すでに隈研吾さんの設計事務所を含む2社の年間利用が決まっています。

(真庭市 太田 昇 市長)「DXを上手く活用すればこうした交通不便な場所でもより活きてくる、魅力的になってくる。そういう一つのモデルになれば」

シェアオフィスの誕生は県内有数の観光地の新たな可能性を開拓しようとしています。