原発事故で一時、すべての町民が避難を余儀なくされた福島県楢葉町に、特産品を開発する施設が完成しました。

これは、楢葉町が新たな特産品として生産に取り組んでいるサツマイモです。町は、生産から加工・販売まで一体的な流れをつくる「6次産業化」の取り組みを進めていて、このうち加工を担う「特産品開発センター」が楢葉町に誕生しました。

施設では、サツマイモを干しイモや焼きイモなどに加工したり、特産品のユズをパウダー化したりする機器などが備えられています。

楢葉町・松本幸英町長「加工することによって付加価値が高まるので消費者に食べていただいて、最終的には農家の収益が上がればいい」

加工された商品は、「道の駅ならは」などでの販売を予定しています。