第7代ねぶた名人になった竹浪比呂央さんの弟子で、この夏、初陣を飾る新人ねぶた師が野村昂史(のむら・たかし)さんです。手がけるのは祭へ新規参入した運行団体、「プロクレアねぶた実行プロジェクト」。大役への抜擢で緊張感に包まれながら制作に打ち込んでいます。

自分が手がけた大型ねぶたで観客に感動を届ける。その夢をたぐりよせたのが新人ねぶた師の野村昂史さん48歳です。
※新人ねぶた師 野村昂史さん「面を取り付けて、手足を取り付けて、徐々に進んでいくにつれて、緊張感も増してきた。楽しいです、でも」

野村さんの師匠は第7代ねぶた名人の竹浪比呂央さん。この日、久しぶりに野村さんの制作現場に足を踏み入れました。


五所川原市出身の野村さん。青森ねぶたにのめり込んだのは竹浪さんの作品を見たのがきっかけでした。2000年制作、「山幸彦海中に入る(やまさちひこかいちゅうにいる)」です。
※新人ねぶた師野村昂史さん「沿道まで走っていったとき、パッと出てきた。衝撃的でした。ぜんぜん違う。これしか入ってこなかったです。自分には」


野村さんは2003年から竹浪さんの指導を受けて腕を磨いてきました。その姿勢や技量を竹浪さんも認め、おととしと去年は自身が手がける大型ねぶたで送りの制作の指揮を野村さんへ任せました。その出来栄えに竹浪さんは弟子の成長を感じて嬉しくなったといいます。
※第7代ねぶた名人 竹浪比呂央さん「跳人がどうだとか、1回も野村くんと話をしたことがないです。とにかく、ねぶたそのもの。ねぶたに対しての思いが熱い人。まったく、なんの躊躇することもなく、次に大型ねぶたの話がきたら、野村だと思っていました」
竹浪さんはプロクレアホールディングスから運行団体として祭へ新規参入したいという相談を受けたさい、制作者に野村さんを推薦。野村さんはねぶた師として運行団体とともに初陣を飾り、成長していくことになります。
※野村さん「諸先輩方は、命・人生をかけて1台1台を作っていると思うので、もう駆け抜けるだけ。1日1日を大事にして、取り組むだけという一念でやる」

師匠への憧れから歩み始めたねぶた師の道。その成果を形にすべく、野村さんは作品に向き合い続けます。














