日銀は、きょうから植田新総裁のもとで初めての金融政策を決める会合を開いています。市場では、今の大規模緩和を維持するとの見方が大勢ですが、一部では、政策の見直しに踏み切るのではないかとの声もあります。
きょうの東京株式市場では、日経平均株価がわずか41円高と小幅な値動きにとどまりました。
背景にあったのは“様子見”のムード。着任後、初の決定会合で植田新総裁がどのような判断を下すのかを見極めようという空気が広がりました。
日銀 植田和男総裁
「現行のイールドカーブ・コントロールによる金融緩和を継続していくことが適当」
これまで、植田新総裁は「大規模緩和の継続が適切だ」と繰り返し発言。海外経済の減速や欧米に端を発する金融不安への懸念が広がる中、大規模な金融緩和を維持するとの見方が大勢です。
ただ、黒田前総裁から10年にわたって続く大規模緩和では、日銀が無理やり長期金利を抑え込むことで、様々な副作用が発生。遅かれ早かれ修正に踏み切るとの見方も続いています。
市場関係者は、実際に修正に踏み切る際は「サプライズ的に発表するしかない」としていて、一部では、あす、サプライズ修正が行われる可能性はゼロではないとの声もあります。
額面通りの現状維持か、就任早々のサプライズか。植田氏の最初の一手に注目が集まります。
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