アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃が始まって1か月が過ぎました。トランプ大統領は戦闘停止に向けた交渉について「近く合意できる可能性がある」との認識を示しましたが、事態の行方は不透明なままです。
アメリカ トランプ大統領
「交渉は極めて順調だ」
イランとの交渉に関し、このように述べたトランプ大統領。直接的および間接的な交渉を行っているとしたうえで、イラン側について「これまで我々が交渉したことのない新しいグループでとても合理的だ」とし、戦闘の停止に向け、近く合意できる可能性があるとの認識を示しました。
また、イラン側が石油タンカー20隻のホルムズ海峡の通過を認めたとし、「あすの朝から通航を開始する」と述べました。
そのホルムズ海峡の先にあるペルシャ湾で日本人に関するこんな動きも。
金子恭之 国土交通大臣
「本日未明に4人が下船」
イランによる事実上の封鎖が続くホルムズ海峡。その先にあるペルシャ湾には現在、日本関連の船舶45隻が留め置かれています。
金子国交大臣は日本人乗組員24人のうち4人がきょう未明に船を下りたと明らかにしました。4人の健康状態は「問題ない」ということです。
イランへの攻撃が始まって1か月余り。アメリカは戦闘停止に向け、イラン側と交渉を行っているとしていますが、一方で…
トランプ大統領(「フィナンシャル・タイムズ」の取材に)
「カーグ島を占領するかもしれないし、しないかもしれない。選択肢はたくさんある」
トランプ大統領はメディアのインタビューで、イランの原油輸出の拠点である「カーグ島」についてこう述べたうえで、「正直に言えば、私が一番望んでいるのはイランの石油を手に入れることだ」と強調しました。
また、別のメディアは、トランプ氏がイランの保管するおよそ450キロの高濃縮ウランを確保するため、アメリカ軍による地上作戦を検討していると報じました。イラン側は。
イラン ガリバフ国会議長
「(アメリカは)交渉に向けた言葉を送りながら、水面下では地上侵攻の計画を描いている」
ガリバフ国会議長はアメリカが地上侵攻に踏み切れば、徹底抗戦する姿勢を示しました。
こうした中、パキスタンの副首相はアメリカとイランの協議についてパキスタンの仲介で「近日中に開催する」と表明。ただ、戦闘終結に向けた条件をめぐる両国の立場には隔たりも大きいことから、実現するかどうかは不透明です。
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