2021年。コロナ後、初めて行われた夏の甲子園を制したのは和歌山県代表・智弁和歌山高校。
この大会、最も高い打率を残し、優勝に貢献したのが・・・2番セカンド・大仲勝海だ。高校卒業後、メンバーの多くが関東や関西の強豪大学へ進学する中、大仲が進路に選んだのは・・・周南公立大学だった。一体なぜ・・・
小田浩史アナウンサー
「こんにちは。よろしくお願いします」
大仲勝海さん
「デザイン系の授業を受けてました。今終わりました」
周南公立大学2年、大仲勝海。授業終わりにキャンパス内を歩くその姿はほかの学生と変わりはない。しかし、この大仲、高校時代に大きな偉業を成し遂げている。
高校時代の華々しい経歴
2021年夏、春夏3度の甲子園優勝を誇る、高校野球の超名門・智弁和歌山で4度目となる全国制覇。大仲は2番セカンドとして全試合に出場。決勝戦での4安打を含む、10安打、打率5割8分8厘を記録した。全選手の中で最多タイのヒット数。打率は、ベスト8以上に進出したチームの選手の中で最も高い。
甲子園を席けんしたそのスイングは力強い。
小田アナ
「大仲君やっぱバッティングいいね」
大仲さん
「いや、全然大したことないです。まじで。きょうはまだ鈍いかなと思います。すみません。大学になってバットが木になったことで、詰まったりしたらヒットにするのが難しくなって、バットを前で構えるようになりました。フォームは高校時代から、だいぶ変わったんじゃないかな」
なぜ、地方の周南公立大へ?
野球人として華々しい経歴を持つ大仲だが、一体なぜ、地方の周南公立大学を選んだのか・・・