住んでいた人の「息遣い」も活かします。

NPOイエカラ 新井円さん:
柱の傷に子どもの成長記録みたいなものが、すごくエモいなと思って。建物の歴史を残したい。

メンバーの新井さんは、県宝石美術専門学校の卒業生。
モノづくりで培った感性が光ります。

この住宅は、地域の人たちが利用できる作業場を備えた宿泊施設に生まれ変わる予定です。

NPOイエカラ 新堀将臣さん:
作業中に色んな人が見に来てくれる。隣に住むのは90代のおばあちゃんですけど、元気で歩いて出てきてくれる。歩いてきてくれるとみんなお話もしますし、地域がどんどん活性化していくような動きが出てきている。

家の輝きを取り戻すことで、地域に明るさを生み出したい。

「イエカラ」は一つ一つの空き家から、これからの街の未来も照らそうとしています。

新堀さん:
整備された空き家がちゃんとあれば、すぐに移住することができると思うので、そういう人たちのトリガーになるような活動を、イエカラとしてやっていこうと思います。