地元の僧侶との合同法要に合わせて岩手県陸前高田市を訪れている奈良の僧侶たちが、26日、ワークショップを開き市民と交流しました。

 陸前高田市高田町の栃ヶ沢アパートを訪れたのは、奈良の法隆寺と西大寺、そして唐招提寺の合わせて6人の僧侶たちです。
 奈良の僧侶たちは、震災犠牲者の十三回忌に合わせて25日に初めて行われた地元僧侶との合同法要のため陸前高田市を訪れました。
 集まった市民およそ30人がワークショップで体験したのは、それぞれの寺に伝わる文化です。市民らは西大寺の名物「大茶盛(おおちゃもり)」に倣い、直径30センチほどの大きな茶碗に点てられたお茶を飲んだり、唐招提寺の仏などの姿を墨で写す「拓本」に挑戦したりして僧侶たちとの交流を楽しんでいました。