就職活動中にいつの間にか求められている「女性らしさ」や「男性らしさ」。「就活セクシズム」とも呼ばれるこうした押し付けをやめ、多様性を認めてほしいと訴える人たちがきょう、文科省に署名を提出しました。
就職活動に「女性らしさ」「男性らしさ」を求められた経験はないでしょうか?
社会人14年目
「女性だったので、スカートというのが当たり前という風潮ではありました」
社会人12年目
「当時、髪長かったので切りたくなかった」
社会人9年目
「ナチュラルだけど、すっぴんとかではなくて、綺麗に見えるような感じで(メイク)してくださいと」
就活中の大学生
「女子のヒールは結構しんどいですね」
就活の際、服装やマナーなどに求められた「らしさ」に強い違和感を抱いた人たちがいます。
水野優望さん(33)。水野さんは戸籍上は女性として生まれましたが、自分が男性でも女性でもないと認識している「Xジェンダー」です。
水野優望さん
「幼少期からあんまり女性っていうフィルターを通して見られるのが苦手な子どもでした」
10年ほど前、就活を始めて感じたのは「女性らしさ」への恐怖にも似た違和感でした。
水野優望さん
「就職になった途端にいきなりヒールで甲を出して、ストッキングを履いて、すごく大人で女性っぽい感じを演出をさせられるみたいなものがなにか直感的に本当に気持ち悪くて」
「就活セクシズム」とも呼ばれる“らしさ”の押しつけ。
水野さんは、かばんは“男性用”を選ぶなど自分なりに折り合いをつけながら就活をしていましたが、徐々に心のバランスを崩し、就活を断念したといいます。
水野優望さん
「食事の時に同級生から就活の話が出るだけでパニックになって、頭が真っ白になって帰りたくなったり、就活の女性らしさ、男性らしさに当てはまらない自分がおかしいんだとか、自分が間違ってるとか、何か自分が狂っているから生きていてはいけないんだみたいな感じで思い詰めることも多かったです」
派遣社員として働く23歳の女性も仕事に就く際、派遣元から配られたマナーブックに「性による区別」を感じたといいます。
派遣社員の女性
「女子はパンツスーツでもスカートのスーツでもいいですけど、『よりちゃんとしてるって思われるのは、スカートのスーツです』と書かれていたり」
さらに、表情の欄でも…
派遣社員の女性
「笑顔はわかるじゃないですか。メイクって書いているのは、女子に向けてメイクしましょうということだと私は思った」
こうした「就活セクシズム」をやめるよう大学や企業などに求めるため、水野さんらはきょう文科省を訪れ、およそ33000人分の署名を提出。今後も企業などに対し、働きかけをしていくということです。
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