クマが目撃されたため立ち入りが禁止されていた岩手県紫波町の公園で、25日朝、仕掛けられていたわなにクマ1頭がかかっているのが見つかり、駆除されました。

 クマが捕獲されたのは紫波町二日町にある城山公園です。公園の周辺では4月11日に子グマが目撃され、町が設置した防犯カメラにクマの姿が映っていました。
 公園は現在立ち入りが禁止されています。
 町は公園の敷地内と周辺にあわせて3つのわなを仕掛けていましたが、そのうちの一つにクマがかかっているのを25日午前5時ごろ、町の職員が見つけました。
 クマは体長およそ1メートル20センチで成獣とみられ、連絡を受けた猟友会の会員が午前6時ごろに駆除しました。
 防犯カメラに映ったクマかどうかはわかっていません。

(住民)
「怖いなと思う。襲いかかってこなければいいと思っていた。捕まってよかった」

 町は引き続き公園の敷地外にわな1つを設置しています。
 立ち入りの制限については安全の確認をしたうえで区域の縮小を検討しています。