中国の検察当局はきょう、台湾独立を主張した男性を国家分裂の疑いで逮捕することを決めたと発表しました。

中国の最高人民検察院の発表によりますと、国家分裂の疑いが持たれているのは台湾出身の楊智淵氏です。中国東部の浙江省・温州市の検察当局が逮捕を許可したということです。

中国メディアによりますと、楊氏は台湾独立を掲げていたとされ、2020年に台湾北部・新北市で議員にあたる立法委員の選挙に立候補し、落選していたということです。

去年8月に、当時、アメリカの下院議長だったペロシ氏が台湾を訪問し、緊張が高まる中、温州市で地元当局に拘束されていました。

当局は取り調べを終えていて、今後、起訴の手続きが進められるということです。