インバウンドの動きが活発化するなか、一風変わったツアーが4年ぶりに再開しました。剣道を愛する外国人が静岡の町道場で稽古するその名も「剣道ツアー」。コロナ禍で失われた外国人の笑顔と活気が静岡県内に戻ってきました。
藤枝市の洗心岩倉道場の日曜稽古です。4月23日、地元の剣士と一緒に汗を流したのは、14人の外国人剣士です。
<ツアー参加者>
Q.出身はどちらですか?
「ニューカレドニアから来ました」
「カナダからです」
集まったのは外国人が本場の剣道を体験する「剣道ツアー」の参加者。2019年の初回以来、コロナ禍を経て4年ぶりの再開です。
企画したのはニュージーランド出身の剣道七段グレアム・セイヤさん(65)。島田市川根町に住まいがある元ニュージーランド剣道連盟会長です。
<ツアーを企画したグレアム・セイヤさん>
「突然コロナで世界が逆さまになって。私はニュージーランドからですけど、完全ロックダウンで剣道なんてできなくて、やっと今年はできますからすごい喜んでいます」
6日間のツアーで静岡市・焼津市・藤枝市の町道場を巡り稽古を重ねます。
<ニューカレドニア出身 ベノワ・レノーさん(45)>
「自分の国にいるときより一生懸命やらないと余裕がない」
<モンゴル出身 ズーラさん(40)>
「(町道場は)心が温かくなり、自分の家にいるような気持ちになりました」
外国人との稽古は地元の剣士にとってもよい経験になりました。
<地元の剣士>
「すごく礼儀が正しかったのでびっくりしました」
「ぜんぜん僕より強いから皆さんのように強くなりたい」
<篠原大和記者>
「剣道ツアーのバスが到着しました。島田市のKADODE OOIGAWA(カドデオオイガワ)です。ツアーではこうした観光施設に多く立ち寄ります」
KADODE OOIGAWAでは、地元の野菜をふんだんに使ったビュッフェでランチタイムを過ごしました。ツアーを企画したグレアムさんは日本、静岡の面白さを海外の人に知ってもらおうと、マグロの冷凍庫の見学や伝統工芸の体験など観光の時間をたっぷりと盛り込みました。KADODE OOIGAWAではインバウンドが回復傾向にあるなかでも、多国籍のツアーはまだ珍しいといいます。
<KADODE OOIGAWA 牧野健司マネージャー>
「コロナ禍の営業でなかなか海外からのお客様がいなかった。海外のお客様がご来店いただけるのは非常にうれしく思います」
食事のあとに向かったのは島田市の川根町です。お茶とブルーベリーを栽培する「たむらのうえん」のティーテラスで里山の景色を眺めながら抹茶を味わいました。
<たむらのうえん 田村善之さん>
「ジャパニーズスタイル、みんなで飲むときは乾杯っておかしいかな?乾杯しましょう。乾杯!」
<マレーシア出身 ドリス・チョン(59)さん>
Q.日本茶の味は?
「ベリーグッド。ラブラブ抹茶」
<ツアーを企画したグレアム・セイヤさん>
「(みんな)よく笑ってる。こんなにいいと思わなかったというコメントが多い」
23日チェックインしたホテルでは、この剣道ツアーが3年ぶりの海外団体客でした。
<川根温泉ホテル 客室課 古里衣理課長>
「コロナも明けたな、と実感したとともに(インバウンドの)一端を担えるようなホテルになっていけたらと思っています」
外国人が日本で過ごし、日本のことをもっと好きになる。コロナ禍前の光景が静岡でも戻っていることを剣道ツアーの笑顔から感じることができました。
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