新型コロナの感染拡大や、2度にわたる地震被害を乗り越え、福島県郡山市のホテルハマツが24日、およそ3年ぶりに宿泊客の受け入れを再開しました。
郡山市の中心部にあるホテルハマツ。2020年3月、新型コロナの影響で利用客はコロナ禍前の3分の1以下に減少し、休業を余儀なくされました。さらに去年とおととし、県内を襲った地震でロビーや客室にひびが入る被害を受け、宿泊部門の休業が長引いていました。
こうしたなか、復旧工事を終え、90室ある客室のうち22室で24日、およそ3年ぶりに宿泊営業を再開させました。
ホテルハマツ・道下和幸総支配人「3年以上、ホテルなのに宿泊営業ができていないということは、私も初めての経験。この先どうなるのかとても不安だった。きょうが迎えられてひとまずほっとしている」
一方、休業前100人あまりいた従業員は30人にまで減少。現在もレストランの再開には踏み切れていません。大規模な会議が開催されるなど、コンベンションホールとしての役割も担うホテルハマツは、経済県都・郡山の経済回復を目指します。
道下総支配人「コロナ後の郡山の街の経済を取り戻していくということにわずかでも貢献していきたい」
ホテルハマツは、夏ごろまでに全室での宿泊再開を予定しています。















