もうすぐゴールデンウィーク。日本人にも人気の観光地、オーストラリア・ケアンズの熱帯雨林にあるテーマパークでは、観光と環境保護を両立させる取り組みが注目されています。
オーストラリア北東部に広がるのは、南米アマゾンより8000万年も古いとされる世界最古の熱帯雨林です。
広さはおよそ9000平方キロ、動植物あわせ220種類以上の絶滅危惧種が生息し、世界遺産にも指定されています。
記者
「こちらケアンズ近郊にある熱帯雨林テーマパークです。広さはおよそ100エーカー。ドーム球場9個分の広さだということです」
「レインフォレステーション」=“熱帯雨林保護基地”と名付けられたこちらのテーマパーク。
ワラビーやコアラなどと触れ合うことができるほか、先住民アボリジニの伝統的なダンスやブーメラン投げなどを体験することもできます。
記者
「アーミーダック、水陸両用車で熱帯雨林の中をめぐるツアーです。このテーマパークでは人気のアトラクションだということです」
地球上に酸素を供給し、気候変動の緩和に大きく貢献するとされる熱帯雨林。
ところが、アマゾンなど世界の熱帯雨林のおよそ3分の2が、農地開発などで壊滅状態にあるとの報告も。
こうした環境問題の深刻化を受け、1976年に開園した「レインフォレステーション」でも、さまざまな“持続可能な取り組み”が進められています。
例えば、施設の電力を賄うため、およそ300枚の太陽光パネルを設置。また、雨水をろ過して飲料水に用いたり、1日最大1万2500リットルの排水やゴミを再利用したりしていて、さらに植樹も行われています。
観光客は。
観光客
「とてもサステナブルな場所だね」
「熱帯雨林の水を利用していて素晴らしいです」
オーストラリア政府は、観光地の環境保護に力を入れていて、熱帯雨林に隣接する世界遺産のサンゴ礁、グレートバリアリーフの保護に、10億オーストラリアドル=およそ900億円を拠出すると表明。
ケアンズ観光局も、観光客が参加することができる、ゴミ拾いや野生動物保護などのボランティア活動を紹介するサイトを先月、開設しました。
レインフォレステーションの日本担当セールスマネージャー、中川さんは、“日本人観光客のエコツーリズムに対する意識は、他の国に比べまだまだ低い”と指摘したうえで、ケアンズの魅力を強調します。
レインフォレステーション日本担当 中川和之さん
「ケアンズの場合は、お客さまが意識をしなくても、ここに来てアクティビティに参加するだけで、自動的に環境保護にも貢献できます」
コロナ規制が解除され、日本をはじめ海外から多くの観光客が戻るなか、貴重な自然を守りながら観光を楽しむ、エコツーリズムの重要性がますます高まっています。
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