武力衝突が拡大している北東アフリカのスーダンでは停戦合意後も戦闘が続き、新たに1人の国連職員を含む少なくとも413人の死亡が明らかになりました。

軍と準軍事組織RSFの衝突は7日目に入り、国連によりますと、これまでに少なくとも413人が死亡、3500人が負傷しています。

国連職員も3人が死亡し、21日、新たにIOM=国際移住機関の職員1人が戦闘に巻き込まれ犠牲となりました。

RSF側は21日午前6時からの停戦で合意したと表明し、ロイター通信によりますと、その後、軍側も停戦合意の声明を発表しましたが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、首都ハルツームと主要都市を結ぶ国道周辺では激しい戦闘が行われていると伝えています。

こうしたなか、軍のトップ、ブルハン将軍が衝突が始まって以降初めてとなる録画の演説を公開し、民政移管に向けた努力を続けるとしつつ、RSFの壊滅を目指す姿勢を改めて強調しました。