広がる地域の助け合いと賑わいを生む取り組み
安村さんが語る地域の宝はシークヮーサー、山、そしてヤギの3つ。軽トラ市では、この3つの宝に出会うことができますが勝山にとって、ヤギへの愛情は並々ならぬものがあります。

触れあい愛でるだけではなく、型にとらわれない、新しい食べ方を提案しています。例えばこちら、クラムチャウダーならぬ、ヒージャー(やぎ)チャウダー!
試食した人「ベリーグッド!美味しい、美味しいよ。初めての味、西洋風だね!ヒージャーも西洋化したねぇ」
勝山が持つ資源をいかし、地域を盛り上げる軽トラ市。出店料の一部を使って食材を購入し、市内の子ども食堂に寄付する活動も行っています。
子ども食堂スタッフ「食材は地域の皆さんがこうやって支えてくださることで、みんなの力で地域を支えることができてすごく助かっています」
地域で助け合い、賑わいを生む活動は、SDGsの目標にも繋がっています。

73回目の開催となったこの日、沖縄で73歳のトゥシビーを祝うことにかけて、シークヮーサーの出荷場で、親睦会が開かれました。
シークワサー農家「農家の皆さんが利益ではなく、いかに消費者に還元するか大きな目標をもってやったので、結果としていろんな人たちに広がっていったと思う。いかに貢献できるか、相手に対して、それを目標にしていけば、回数も100回200回と続けられるんじゃないかなと、またそうしていかないといけないなと思っています」
シークワサー農家 安村弘充代表「お客さんから月1回の軽トラ市がとっても楽しみだと、待ちかんてぃしている(待ちわびている)とよく聞かれるんですよ。みんな顔が見えるといいましょうか、お客さんが来てくれること考えると、やりがいがある。出店者の皆さんも楽しんでやっていることがあるから、それを大事にしていきたいものがあるので、ずっと続けていければいいなと思っています」
地域内外から愛される『勝山軽トラ市』。月に一度、人と人とをつなぐ朝市はこれからも続きます。