震災と原発事故により休館が続いていた福島県楢葉町の歴史資料館が、展示内容をリニューアルして22日、12年ぶりに再開することになりました。
震災で大きな被害を受けた楢葉町の歴史資料館。長らく休館していましたが、東京大学の協力で、展示を大幅にリニューアルし、22日、12年ぶりに営業を再開します。
常設展のテーマは、「大地とまちのタイムライン」。地球の誕生から現代までという、壮大な歴史を伝えるものとなっています。
展示のスタートは、こちらの石。1950年代に県内で発掘され「大地は動いている」という仮説の証明につながった変成岩です。
資料は500点を超え、化石や鉱物などが、46億年といわれる地球の歴史を学ぶことができます。このほか、木炭から始まり、石炭、そして原子力と20世紀以降、国の発展をエネルギーという側面で支えてきた町の歴史も紹介されています。
楢葉町生涯まなび課・三浦寛己主任主査「大きなテーマは危機と再生。色々な危機がありながらも困難を再生してきた地球・歴史を感じてほしい」
楢葉町歴史資料館は、定休日の月曜日などを除き、午前9時から午後4時半まで開館していて、22日はオープン前にセレモニーが行われます。














