23日で北海道・知床の観光遊覧船事故から1年です。こうした中、観光シーズンを前に福島県いわき市で観光遊覧船の安全点検が行われました。

サンシャインシーガルの船長「万が一救命胴衣の着用が必要になった際は乗組員より説明するので慌てずに乗組員の指示に従ってください」

点検が行われたのは、いわき市小名浜の観光遊覧船「サンシャインシーガル」です。21日は、国土交通省の職員などおよそ15人が船に乗り込み、安全点検をしました。

今回は知床の観光遊覧船の事故を受けて、無線や乗客を案内するマイクなど通信設備を入念にチェックしました。また、悪天候などの際、運航の判断をどう行うのかも、確認しました。

国交省によりますと、21日の点検で、問題は確認されなかったということです。

国交省東北運輸局・大釜達夫次長「利用者の安全が第一なので、そこをしっかりと経営トップから認識していただいて、遊覧船の事業をしていただきたいと思っている」

この安全点検は、4月中に桧原湖や猪苗代湖でも行われます。