みなさん「CBDC」ってご存じですか?知らない方も安心してください。財務省の調査で95%の人がまだ知らない「中央銀行デジタル通貨」の事で、「デジタル円」と表現されることもあります。
きょう、この「デジタル円」の制度設計に向けて課題などを議論する有識者会議の初会合が開催されました。
CBDCとは(Central Bank Digital Currency)の略です。中央銀行が発行する電子的なお金で、日本の場合は「デジタル円」になります。民間企業が出している「電子マネー」や「仮想通貨」とは異なり、中央銀行である日銀が発行する国として信用を担保したデジタル通貨です。
紙幣や硬貨と同様に使えて、現金と比べて決済が効率化されるなどのメリットが期待される一方、サイバーセキュリティ上の問題やマネーロンダリング(資金洗浄)など、不正利用の可能性が指摘されています。
きょうの初会合では、有識者から
▼仮に「デジタル円」を発行する場合には、日本以外の各国のスピードに負けないようにしていくことが、大切だ。
といった意見や
▼国民、日本銀行、金融機関、一般企業など、それぞれのメリットとリスクを明らかにしていく必要がある
といった意見。
▼制度設計において個人情報やプライバシーの保護をどう考えるか、そういった点についてのトレードオフを考える必要がある
▼公と民間の役割分担を考える必要がある。
▼高齢化が進んでる、あるいは「災害が多い」という日本の特徴を踏まえる必要がある。現金の場合は、災害などで火事の場合に消失のリスクもある。
▼グローバルな視点から日本以外の各国との連携も視野に入れた議論が必要。
▼国際的に見て、日本人は多様な決済手段を使いこなしており、こうした決済手段とCBDCとの棲み分けを考える必要がある
などといった意見がありました。
財務省はデジタル円について「現時点では発行するかどうかも含めて何も決まっていない」とした上で制度設計の大枠について論点整理を行い年末に向けて議論の結果をとりまとめる予定です。
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