実際の路線に乗ってみると…
どれくらいの人が利用しているのか実際に乗ってみました。

午前11時50分、乗客がいないまま魚沼市役所をスタート。停留所には人の気配がありません。

「JR小出駅前です。誰も乗らないためバス停を素通りしていきます」

南魚沼市の魚沼基幹病院まで26分。23のバス停がありますが、2人が乗っただけでした。

【利用者】
「バスがなくなるのは大変なこと。なくなっちゃ困る」

「ここ(病院)には1年に1回来るだけだから(休止しても)そう不便は感じないと思う」

「息子に朝出勤の時に送ってもらって、帰りだけこのバスで。今のところ私はそれほどバスは使っていません。」
今後の行方は…
南越後観光バスは、国や自治体の補助金で赤字を補填していました。

会社は去年10月に自治体に支援の増額を求めましたが断られたため、休止届の提出を決めたとしています。一方、「行政からの支援があれば休止届の撤回もある」としていますが…

【魚沼市 内田幹夫市長】
「10月に『はい休止します』ではなくて、もう半年伸ばしていただけませんかということも含めて、協議をさせていただければ」
魚沼市は、バス会社に休止を半年先延ばしするよう求めるとともに、対応を考えたいとしています。