盛岡市動物公園ZOOMOが大規模な改修工事を経て20日リニューアルオープンしました。開園初日にその魅力を取材しました。

 オープン初日の20日は多くの子どもや家族連れが訪れ、久々の動物たちとのふれあいを楽しみました。

 盛岡市動物公園は1989年に市制100周年事業で開園。しかし、施設の老朽化や来園者の減少などからおととし10月にリニューアルに向けての改修工事がスタートしていました。
 生まれ変わった園内には様々な工夫が施されています。サバンナエリアには「キリンテラス」が設置され、キリンやシマウマなどサバンナの動物たちをキリンと同じ高い目線で楽しむことができます。さらに下に降りれば地面の高さから間近で観察することもできます。

(親子)
「久しぶりに動物たちの元気な姿が見られてうれしいです」

 また園内にはいたるところにベンチや休憩スペースがあり、ゆっくりと散策することができます。

(リポート)
「ここはカンガルーヒルです。来園者も広場に入り、カンガルーを楽しむことができます。運が良ければすぐ目の前でカンガルーを観察することもできます」

 新しいZOOMOでは、「共生」のテーマに沿って様々な動物を間近で観察できるのも魅力の一つです。
 広報担当の荒井雄大さんにおすすめのポイントを2つ教えてもらいました。

「一つ目はツキノワグマテラスと呼ばれる新しい展示スペースです」

 ツキノワグマテラスはツキノワグマの迫力、魅力をガラス越しに感じられる展示です。

(盛岡市動物公園ZOOMO広報担当 荒井雄大さん)
「今までは柵から見下ろす形でしか見られなかった。ガラスを隔てて目の前にクマが来る形になったので今までよりもぐっと近くでツキノワグマを観察することができるようになった」

 こちらのサルの展示エリア「モンキーコート」は無料で入場できるエリアです。

(荒井さん)
「グッズを買って飲み物を買って、モンキーコートの前でコーヒーを飲みながら芝生でごろごろ、というような使い方もしてもらえるようになった」

 公園のように、気軽に利用できるエリアもZOOMOの魅力の一つとなりそうです。

(家族)
「すごく近くとかで動物が動いているのが見られて楽しかった」
「(子どもは)初めての動物園だったが、すごく喜んでいた。ゾウさんの歌も好きなのでゾウに喜んでいた」

 ZOOMOでは今後、獣医師プチ体験や動物病院応援ツアーなど、さまざまなイベントを開催する予定です。