■MLB ヤンキース 3×ー2 エンゼルス(日本時間20日、ヤンキー・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地でのヤンキース戦に3試合連続で「2番・DH」で先発出場。4打数無安打1四球、ヤンキース・ジャッジ(30)にホームラン性の当たりを捕られるなど3試合ぶりのノーヒットに終わった。

前日、今季4号を放ったエンゼルス・大谷は1回の第1打席、今季4月3日にメジャー初先発初勝利を挙げたヤンキース先発、J.ブリトー(25)と初対戦。カウント2-1から内角低めのチェンジアップを大谷はフルスイング、ヘルメットが落ちるほどの強振を見せた。そして、3-2からの6球目、空振りした低め142キロのチェンジアップを今度は捉えてセンターへ。ヤンキースのセンター・ジャッジが背走し、201cmの長身を生かしフェンス際でジャンプ、グラブにボールを当てて手前に落とすと素手でキャッチ。ジャッジのスーパープレーで大谷はホームラン性の当たりを取られてしまった。

その裏、スーパープレーを見せたジャッジが完璧な当たりでレフトスタンドへ今季6号ツーラン。昨季のア・リーグMVPが実力を見せつけた。

2021年、ア・リーグMVPの大谷、3回の第2打席、1球目を狙ったが1打席目に捉えられたチェンジアップを持ってくる配球。大谷も対応が遅れ完全に体を崩されてセカンドゴロに倒れた。

1-2と1点を追いかける3回、2死三塁で第3打席、ヤンキース2人目、M.キング(27)にカウント2-2と追い込まれ、4球目、153キロのストレートを豪快に振っていったが空振り三振に打ち取られた。7回、2死一、二塁のチャンスではヤンキース3人目、左腕のW.ペラルタ(31)と対戦。1球目からフルスイングも自打球を当てるファウル、4球目も強引なバッティングでファウルと投手有利なカウントになってしまう。2-2から5球目は内角低めのチェンジアップで空振り三振と1本が出なかった。

2-2の同点で迎えた9回、2死一塁で第5打席、ヤンキース4人目、C.ホームズ(30)から四球を選んだ。大谷は4打数無安打1四球で3試合ぶりのノーヒットに終わった。チームは延長10回、サヨナラ負けを喫した。