富山県氷見市の奇祭「ごんごん祭り」にちなんで行われるゴンゴン鐘つき大会が18日、雨の中行われました。ことしの大会は、殿堂入りのレジェンドがまさかの失速!大波乱の大会となりました。鐘つきにかける男たちのドラマです。
境内に響く鐘の音:「ゴーン」
重さ50キロ以上、長さ3メートルの丸太で1分間、鐘を突き続けその回数を競う大会。そう!富山県氷見市に春の訪れを告げるゴンゴン鐘つき大会です。

参加者:「東京から来ました」
参加者:「還暦の記念ということで…」
ことしは、23歳から86歳まで全国から力自慢32人が集結しました。

氷見市観光協会 奥村寿江さん:
「氷見の春は、“まるまげ祭り”と“ごんごん祭り”良い音を期待しております」

大会の本番2時間前。いち早く姿を見せたのは、ミスター「ゴンゴン」こと、富山県小矢部市に住む鷲田基章さん(60)です。
記者:「どうですか、感触は?」
ミスター「ゴンゴン」鷲田基章さん:「重たい。重たいよ」
鷲田さんは、2010年に初優勝してから、大会10連覇を果たし、殿堂入りした鐘つき大会のレジェンドです。
【2012年振り返り】司会(当時):「114回!」
今回、丸太が当たる位置を入念に記者に確認させます。
鷲田さん:「(俺)どこらへん叩いとっかわかる?丸いところあるやろ?」
記者:「ちょっと上でしたね。そこらへんでした」
午後6時、32人の猛者たちによる戦いの火ぶたが切って落とされました。