盛岡市で19日、高齢者ケアに従事する職員を対象に新型コロナ感染の現状と対策を学ぶ講演会が行われました。講師の医師が訴えたのは換気の重要性です。
講演会には岩手県内の高齢者施設などで働くおよそ170人が参加しました。
県介護老人保健施設協会の伊藤浩信副会長から、協会に加入する県内62の高齢者施設で去年1月から今年4月上旬までに2772人が新型コロナに感染し、そのうち126人が亡くなったことが報告されました。
講師の一人、岩手医科大学附属内丸メディカルセンターの高橋幹夫センター長補佐は、施設内でこまめな換気を行い、ウイルス濃度を低下させることが重要と換気の具体的な方法をアドバイスしました。
(参加者)
「5月8日から5類に移行するにあたって、施設としてどういう対策をしたら良いのかという参考にしたくて」
「高齢者施設のあり方を見直したいと思うところもあり、とても参考になった」
県老人介護施設協会は今後も情報を共有しながら感染症対策に取り組んでいくとしています。