富山県はあす(4月20日)から、身近にある用水路の危険個所の点検を実施します。代かきのために農業用水路の水量が増える時期に入ったとして、高齢者を中心に外出する際は注意するよう呼びかけています。
富山県によりますと、過去10年間に県内で起きた用水路の転落死亡事故は197件で、このうち8割以上の169件で65歳以上の高齢者が犠牲となっています。

また、事故が起きた用水路の7割にあたる152件が、いわゆる支線や末端の水路で、幅1メートル程度の身近にある比較的な小規模の用水路で事故が多く起きています。

富山県によりますと、県内の河川は、福井、石川、富山、新潟の北陸4県のなかでも急勾配の扇状地を流れており、整備された農業用水の勾配も急という特徴があります。

また、扇状地に家屋が点在する、いわゆる“散居村の形態”により、用水路が家屋の近くにある“日常生活に密着した存在”となっていることから、こうした特徴が用水路の転落事故の多さと関係しているのではないかという見方もあります。


富山県農林水産部は、あす(20日)から来月20日までの1か月間を「春の農業用水路転落事故防止期間」として県内すべての土地改良区による一斉点検を実施する予定です。















