高齢者や子どもは特に注意が必要 幼稚園の対策は?

さらに、高齢者は体内の熱を外に逃がす機能が弱いこと、子どもは大人に比べ体温が上昇しやすいことや、背が低く地面の熱にさらされやすいため、熱中症にかかりやすいといいます。

(名古屋工業大学 平田晃正教授)
「子どもは遊んでいる時、夢中になって気付かない時がある。小まめに休憩を取り、水分補給をすることが大事」

幼稚園では…

(桜沢信司 気象予報士)
「こちらの幼稚園では、熱中症対策として屋外に水筒を出して、いつでも水分補給ができるようにしています」

名古屋市千種区にある幼稚園では、外で遊ぶ際、子ども達の水筒を外に並べています。



先生が園児たちに呼び掛けて水分を補給させているほか、帽子もかぶらせています。そして19日からは、ドライミストが稼働。状況に応じてミストを出して、暑さ対策を行います。

(園児)
「涼しい。めっちゃ涼しい」「気持ちいい」


(椙山女学園大学附属幼稚園 山中文園長)
「体調が悪い子はいないかとかを気にしながら。子ども達は夢中になると (体温の上昇が)わからないですからね」

気象庁と環境省は、熱中症の危険度が極めて高い場合に発表する「熱中症警戒アラート」を、今年度は26日から運用を開始するとしています。

暑さ対策に本腰を入れる時季が早くもやってきました。