いわゆる袴田事件で死刑が確定している袴田巖さんの再審=裁判のやり直しをめぐり、支援者らが速やかに再審公判を始めるよう検察に要請しました。
4月18日、静岡地検を訪れたのは、袴田巖さんの無罪を訴える支援者ら14人です。支援者らは静岡地検に対し、袴田さんの再審について、検察側が有罪の立証を放棄することや1日も早い再審の開始に向け、協力するよう求める要請書を提出しました。
支援者らによりますと要請書は静岡地検の事務官ら2人が受け取り、「組織として上司に伝えます」と話したということです。
4月10日には再審に向けた裁判所、検察、弁護団の三者協議が初めて開かれていて、検察側が袴田さんの有罪立証を改めて行うかの方針を「3か月後に示す」考えを伝えていますが、弁護団は時間がかかり過ぎと痛烈に批判しています。
<袴田さんの無罪を訴える山崎俊樹さん>
「袴田さんの無実を早く裁判で確定したい。未だに死刑囚であるから、早く無罪判決を聞かせたい」
再審に向けた次の三者協議は5月29日に予定されています。
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