「チャットGPT」はどれほどすごいのか?業務効率がアップ?

「チャットGPT」は、どれほど凄いのか。4月17日から本格導入したという名古屋の会社「N2i」を訪ねました。
(N2i エンジニア 和田翔吾さん)
「こちらは弊社が運営しているジェンダーレスコスメの店舗『YOUITS』で、実際に取得したアンケートの内容。すごいボリューミーなんですけど、約100人の回答を簡単に要約してみたいと思います」
アンケート結果をコピーして「肯定的な内容と否定的な内容を、それぞれ100文字以内で要約してください」と入力して送信すると…、わずか数秒で回答が返ってきました。さらに「回答を表にしてください」と入力すると、約30秒後には見事な仕上がりです。要約され表になるまで2分もかかりませんでした。
さらに、こんな文章をためしに入力。「バーベキューのお知らせを作成してください」。すると、必要な持ち物やアレルギー症状のある参加者への配慮まで、あっという間に案内文を考えてくれました。あとは、これをもとに日付と場所を書き換えるだけ。完璧な回答です。

(N2i エンジニア 和田翔吾さん)
「本当に仕事がはかどるというか、毎日使って手放せないような状態です」
便利な一方で、注意点もあるようで…。
(N2i エンジニア 和田翔吾さん)
「(チャットGPTが)学習しているデータが2021年9月までの情報になるので、それ以降の最近の情報や、WEB上に情報が少ないものは学習しきれていないので、こちらが把握している事実と全く異なる回答をすることがある。出てきた内容が真実とは限らないので、情報が本当かどうか判断する力が、これからも必要になってくる」
その上で、これから積極的に業務に活用していきたいということです。会社の経営者は。

(N2i 篭橋裕紀 代表取締役)
「チャットGPTは色々調整してくれる秘書や、専門知識がある先生みたいな役割。情報漏洩には関しては我々もセキュア(安全)に考えないといけないなと思っているが、本当に人“何人分”もの作業を数分でやってくれるので、そのスピードを活かしていきたいと思っている」
学びや生活、働き方までを一変させるかもしれないAIの可能性。今後どこまで進化するのか。注目が集まります。