3日間にわたり、軽井沢で行われたG7外相会合が閉幕しました。林外務大臣は中国に対し、「G7が懸念を直接伝える重要性を確認した」と明らかにしました。

林芳正 外務大臣
「G7として中国に国際社会の責任あるメンバーとして行動するように呼びかける」

G7議長国として会見を開いた林外務大臣はこのように話し、覇権主義的な動きを強める中国に対し、「G7が懸念を直接伝える重要性を確認した」と明らかにしました。

また、共同声明ではウクライナ情勢をめぐり、「必要とされる限り、ウクライナを支援する」としたほか、「ロシアは全ての軍及び装備を即時かつ無条件に撤退させなけれならない」と非難しています。

さらに、ロシアへの支援を停止するよう求めていて、なかでもイランには、ウクライナで使用されている武装化された無人航空機の移転を止めるよう要請しています。

今回のG7外相会合では、最後に核軍縮・不拡散についても議論が行われました。林大臣は「G7として引き続き『核兵器のない世界』へのコミットを再確認した」と強調したうえで、来月の「G7広島サミットではメッセージを世界に発信したい」と訴えました。