原発事故で一時全ての町民に避難指示が出された福島県楢葉町に、移住者と町民の交流の場となる施設が新たに誕生しました。

水津邦治アナウンサー「こちらは多目的に利用できるスタジオです。非常に落ち着いた空間で木のぬくもりが感じられる施設です」

楢葉町に誕生した、町の地域活動拠点施設・その名も「まざらっせ」。この施設は、移住者と町民の交流の場として、町がおととしから整備を進めてきました。

「まざらっせ」は、町の公民館を改修した施設で、建物内は様々な目的で利用できるスタジオやキッチンなどが備えられています。

楢葉町・松本幸英町長「移住者の方が溶け込む一助になればいいなと思っていて、フルに活用していただければと願っている」

一時全町避難を余儀なくされた楢葉町では、現在、人口に対する居住率は65・3%で、町外からの移住定住者を増やすことが課題となっています。町では、「近くに整備したシェアハウスなどと連携して移住者の受け入れ態勢を整えていきたい」としています。