18日午後、住宅地に出没した動物をカメラがとらえました。
福島市の郊外、住宅が点在する地域でやぶから飛び出してきたのは…。国の天然記念物、ニホンカモシカです。福島市笹木野で18日午後1時すぎ、近所の人から「カモシカがいる」という連絡が市役所に寄せられました。
確認されたのは、体長1.5メートルあまりのおとなのカモシカ。近くの学校や保育園に注意を呼びかけましたが、人に危害を加えたり農作物を食い荒らしたりするようなことはなく、ただ雑草をはむばかり。
市の担当者は、刺激をしなければ危害を加えることはないと見守り、カモシカは夕方、やぶの中に消えていきました。
目撃された場所は、JR福島駅から西におよそ5キロの地域で、カモシカは春は繁殖期で山あいでの目撃情報は多いものの、こうした住宅に近い場所に出るのは珍しいということです。














