政府の肝炎対策特別大使が18日岩手県庁を訪れ、早期発見と治療の重要性を訴えました。大使を務めるのは元患者のあの演歌歌手です。
18日盛岡市の岩手県庁を訪れたのは肝炎対策特別大使で演歌歌手の伍代夏子さんです。県が「積極的広報地域」として政府の指定を受けたことから、達増知事や医療機関の関係者と懇談しました。
ウイルス性肝炎は放置すると重症化して肝硬変や肝がんになるリスクがある病気です。治療方法が進歩している一方、患者に自覚症状がないため採血によるウイルス検査を通じた早期の発見が重要だといいます。
伍代さんは自らもC型肝炎を患った経験があります。
(肝炎対策特別大使 伍代夏子さん)
「とにかく採血する時(機会)があったら一緒に検査をしてくださいって。国民の皆さんが自発的にウイルスの有無を調べてくださいと言っていただけるような活動をこれからもっともっとしていかなければいけない」
県内では岩手医科大学附属病院を連携拠点病院に63のかかりつけ医で肝炎の検査、治療、相談を受け付ける体制が取られています。