岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件を受けて、政府・自民党内では、警備強化のため演説会場を屋内に変更することなどを検討していることがJNNの取材で分かりました。

きょう午後、松野官房長官が自民党本部を訪れ、選挙活動時の警備の強化について党幹部と協議しました。

複数の政府・自民党関係者によりますと、最も望ましい措置として、▼演説会場を屋外から屋内に変更し、聴衆が入場する時に金属探知機を使い、手荷物検査を実施する案が検討されているということです。

会場の屋内への変更が困難な場合、▼警護対象者は防弾スクリーン付きの街宣車の上に立ち、聴衆は手荷物検査を受けた上で、柵に囲まれたエリアに案内することも検討しています。

聴衆とは20メートル以上、距離を取り、グータッチや練り歩きなどを控える案も出ていますが、安全性を保ちながら有権者との接触の機会をいかに確保するか難しい判断となりそうです。