前の市長の辞職に伴って16日告示されたむつ市長選挙は、いずれも新人で前の青森県議会議員2人による一騎打ちとなっています。市政の継承を掲げている2人が独自色を打ち出しながらの選挙戦が展開されています。
むつ市長選には届け出順にいずれも前の県議会議員で無所属で新人の菊池憲太郎候補(54)と山本知也候補(40)が立候補しています。
菊池候補の第一声はむつ市中央の事務所前で行なわれ、風間浦村の冨岡宏村長などが応援に駆け付ける中、長引くコロナ禍で影響を受けた人たちへの生活支援や地域産業の発展などを訴え、支持を呼びかけました。
※菊池候補
「非常に皆さん困窮されております。そういった中での私たちが、政治の役割として、何をすべきなのかしっかりと私はこの選挙の期間訴え続けてまいります」
一方、むつ市役所前で第一声をあげた山本候補のもとには東通村の畑中稔朗村長などが応援に駆けつけました。山本候補は市民とともに歩む政治を目指し、子育て政策の充実を訴えました。
※山本候補
「今子育て政策に本気で取り組んでいく。そのことは、高齢者の皆様の未来にもつながっていくはずです」
両候補とも前からの市政継承を掲げる中、それぞれが重点とする政策を訴えて支持拡大を図っています。17日からはむつ市内5か所で期日前投票もはじまっていて、これからさらに激しい選挙戦が展開されます。
新人2人による一騎打ちとなっているむつ市長選挙は4月23日に投票が行われ、即日開票されます。