岩手県警は17日、県内の警察署長を集めた会議を開き、岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件を受け、要人警護や6月に県内で行われる全国植樹祭の警備の徹底を確認しました。

 17日の会議には県内16の警察署長など64人が出席しました。

(岩手県警 高水紀美彦 本部長)
「植樹祭は岩手県の復興を国内外に発信する特別な機会でもあり、警衛の完遂に向け、県警察の総力を挙げて、警備諸対策を推進していかなければならない」

 和歌山市で岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件を受けて警察庁は15日、全国の警察に要人警護を強化するよう指示し、応援演説などの現場に配置する警察官の増員や、不審者への職務質問を積極的に行うよう求めました。
 盛岡東警察署で行われた17日の会議では、高水県警本部長から要人警護の徹底などの指示がありました。
 県内では今年6月に陸前高田市で全国植樹祭が開催され、天皇・皇后両陛下のご臨席も予定されています。
 県警幹部は、要人が出席する催しの安全な開催に向け改めて警備態勢の徹底を図ります。