ひとつ見えてきたのが「贈答用」

一方、こちらは、酒まんじゅうが60年以上愛されている宮崎市江平の「三德饅頭」。

この日も朝から、酒まんじゅうを愛してやまない地元住民らが、次々と店に。


(酒まんじゅうを買いに来た人・33個お買い上げ)
「酒まんじゅうを買いに来た。家で食べたり、差し上げる用に買ったりしている。まんじゅうはよく買う」

(三德饅頭 川越佑紀店長) 
「正直なんで宮崎が1位なのかという部分はあるが、毎日一生懸命作っててそれが皆さんに買っていただいて1位になったのは素直にうれしい。単価自体も安いのでいろいろお土産にもっていくのにも使いやすいですし、子供から大人まで食べやすいお菓子だと思ってるのでそこら辺が1位になった要因かなと思う」

ここでひとつ見えてきたのが「贈答用」で人気だということ。

まんじゅうは100円程度と価格がお手ごろで、それぞれの店舗でちょっとした手土産用や贈答品として購入されることが多いと分かった。

甘いものを分け合う「思いやりの心」???

取材班は、あんこを製造している宮崎市の会社も取材。

こちらの齋藤製餡所では、県内にあるほとんどの和菓子店にあんこを卸しているという。


(齋藤製餡所 齋藤友昭4代目社長)
「(要因は)ピンとはきていないけど、たしかに、こしあんの売上自体は少し伸びてるところもあるので、弊社もあんこだけで100年続けてきているので、県民の皆様が甘いものが好きなんだろうなというのは実感している」


今回の調査で、はっきりとした理由までは分からなかったが、宮崎市民が甘いものを好む傾向があり、それを分け合う「思いやりの心」がまんじゅうの購入頻度を日本一に押し上げたのかもしれない。