ロシアのショイグ国防相は太平洋艦隊が緊急の演習に入ると表明、北方領土での訓練も実施すると明らかにしました。

ロシアのショイグ国防相は14日、軍幹部らとの会議で、ロシアの太平洋艦隊に抜き打ちの査察を実施したとしたうえで、太平洋艦隊が緊急の演習を行うため戦闘準備態勢に入ったと表明しました。

演習には、艦船や潜水艦、航空機などが参加し、ミサイルや魚雷の発射訓練のほか、北方領土では上陸作戦を阻止することを想定した訓練も実施されるとしています。

ショイグ氏は演習について、アジア太平洋海域における「敵の侵略を撃退する能力を高めるためだ」と主張、ウクライナ侵攻をめぐり対立を深めるアメリカなどをけん制する狙いがあるとみられます。