来月5日は子どもの日です。
光市のとある事業所の敷地内に、全国各地から寄せられた400匹あまりのこいのぼりが泳いでいます。

記者「春のぽかぽか陽気の中、たくさんのこいのぼりが気持ちよさそうにしています。色も大きさもさまざま、そして生まれもさまざまなんです」

光市で産業廃棄物処理業を営む会社、三和技研工業の敷地です。
捨てられるものをなくし、地域の人の楽しみになればと、使われなくなったこいのぼりを譲り受けてこの時期に掲げています。
30年前からの取り組みで、今では400匹あまりの“大群”になりました。

インターネットなどを通じて引き取りを呼びかけ、北海道から沖縄まで、全国各地から寄せられました。

三和技研工業・三條佳恵社長「津波に流されたこいのぼりも、ずっとしまわれたこいのぼりも、風が吹けばこうしてまた泳ぐことができ、元気を取り戻すことができる。必ず私たちもそういう力があると信じているので、このこいのぼりを見てパワーをもらって頑張っていきたい」

処分されず、ふたたび大空を泳ぐ姿は、力強く見えます。
こいのぼりは、来月末まで掲げられています。