4月14日、TBS系朝の情報番組「THE TIME,」(月~金 5:20~8:00)にRKK熊本放送の糸永有希アナウンサーが熊本県天草市から中継で登場しました。

赤坂のミニマラソンもがんばりました

熊本地震から7年。何気ない朝を迎えられることに幸せを感じるこの日。
復旧・復興へ歩みを進める熊本へ、全国からたくさんの方に訪れてもらいたいという思いを胸に、楽しい情報をお届けしようと糸永アナもスタッフも中継に臨みました。

この週の中継テーマは「一度は乗りたい!ローカル乗り物」、熊本から紹介したのは「漁船」です。といっても、ただの漁船ではありません。

ワカメやウニは今が旬だそうです

操縦するのは、船長の木口正也さん。普段は、この船で沖に出て、素潜り漁を行う漁師。この時期はワカメやムラサキウニを採っています。

中継をお届けしたのは、熊本県内最大の島「下島」(天草市五和町)も港から1~2キロ離れた沖合。長崎県の島原半島と天草下島がもっと近いこの付近の海は、流れが速く、良質なプランクトンが多いため、魚が集まる漁場となっています。

今回紹介したのは「漁」ではなく「漁船」を使って「ある野生の生き物」を見るツアー。

その「野生の生き物」とは…イルカ(!)なんです。

五和町といえばイルカウォッチング

木口さんをはじめ、10人ほどの漁師さんが漁の傍ら、イルカウォッチングのガイド務めています。

この日、一緒に乗船してイルカを探してくれたのは、天草市イルカセンターのセンター長、植田弘一郎さん。

イルカウォッチングのことなら天草イルカセンター

生中継で野生のイルカの姿をお見せするのは「偶然」か「奇跡」と言いたいところですが、実はそうではないんです。

シーズンにもよりますが、イルカとの遭遇率はなんと「90%」以上!

船の周囲にイルカの群れが

植田さん曰く「いつも会えると言っていい」ほどだそう。ですが、通常は朝の10時~夕方4時までのクルーズのため、中継した朝7時過ぎの遭遇率は植田さんたちにとっても未知数。

糸永アナもスタッフも内心、生中継でイルカに出会えるかドキドキしていたそうです。

しかしそれは全くの杞憂でした。糸永アナたちが乗り込んだ船の周囲には数十頭の群れが姿を現し、生放送でその姿を全国にお届けすることができました。

ホントに「普通に」会えるんです

まるで漁船と戯れるかのように、右舷に左舷にイルカたちがぴょこぴょこと背中を見せます。

しかも、天草のイルカウォッチングはイルカとの距離感が魅力。イルカの息遣いも聞こえるほどの至近距離で写真を撮ることもできます。

漁師さんたちは自らルールを決めてイルカとの距離を保っていますが、好奇心旺盛なイルカは自分の方から船に近寄ってくるとか。

運が良ければ、餌を食べている様子や、ジャンプしている姿を見ることもできます。また、中継ではお見せできませんでしたが、現場では2週間ほど前に生まれたばかりというかわいい赤ちゃんイルカが懸命に泳ぐ姿を確認したそうです。

ガイドを務める漁師さんたちは普段から素潜り漁をしているときに、たくさんのイルカと遭遇します。イルカは群れで行動するため、100頭近くが海の中を泳いでいるそう。

野生のイルカに出会えて大興奮だった糸永アナ、天草の魅力を改めて実感したようです。

人懐っこいイルカたちが、天草で皆さんを「待ってイルカ」と思いますので、皆さんも会いに来てはいかがでしょうか?

イルカと「待っているか」…ダジャレですよー