盛岡市中心部に整備される商業施設「monaka」の建設工事を前に14日、安全祈願祭が行われました。オープンは来年6月の予定です。
安全祈願祭は盛岡市中ノ橋通の旧Nanak跡地に整備が進む商業施設「monaka」の建設予定地で行われ、中ノ橋通一丁目地区市街地再開発組合など関係者が約70人出席しました。このなかで盛岡市の谷藤裕明市長は「中心市街地全体の活性化にとって重要な拠点施設になる」と期待を込めました。
旧Nanakの解体工事は去年6月から行われていて、今後は土地の整備を進めて今年6月ごろから本格的な基礎工事が行われます。monakaは鉄骨造りの4階建てで延べ床面積は約1万5350平方メートルです。地下1階は80台を収容できる駐車場で、1階と2階は飲食や物販、カフェなどの店舗のほか、3階には医療と教育関連施設のフロアで学習塾やクリニック、4階は盛岡信用金庫の本部が入ります。45店舗のうちすでに42店舗の入居が決まっています。
(中ノ橋通一丁目地区市街地再開発組合 加賀谷輝雄理事長)
「やっとここまで来たなという気持ちであります。monakaは一つの観光地にもなると思いますので、商業・観光・文化がミックスした地域になればいいと思っています」
解体工事の遅れにより、オープンは当初の来年4月から6月に2か月延期となりましたが、盛岡市中心部のにぎわいの創出へ、期待の新施設の整備が本格的に始まりました。