4月13日は、歌人・石川啄木の命日です。啄木のふるさと盛岡市渋民では、112回目となる法要が営まれました。多くの参列者を招いて4年ぶりの通常開催です。
法要が営まれたのは、啄木が18歳までを過ごした盛岡市渋民の宝徳寺です。新型コロナの影響で2020年から去年までは関係者のみで規模を縮小して開催してきましたが、今回は多くの参列者を招いた4年ぶりの通常開催となりました。
啄木は、1912(明治45)年の4月13日に26歳の若さでこの世を去りました。13日は県の内外から訪れたおよそ70人が焼香を行い、遺徳を偲びました。
そして地元のコーラス隊「コールすずらん」が合唱を披露したほか、詩吟に取り組む玉山吟詠会の人たちが、啄木の歌を吟じました。
(しぶたみ啄木会 福田稔会長)
「私も渋民小学校を卒業しているのですが、啄木の詩が校歌になったということ、そして今年も引き続き校歌を歌われ続けることは非常にありがたい」
6月3日には姫神ホールで「啄木祭」も開かれる予定で、専門家の講演などを通して啄木の偉業を学ぶことができます。