日本陸上競技連盟は13日、5月21日に日産スタジアムで開催する「セイコーゴールデングランプリ陸上 2023 横浜」の男子100mに世界陸上オレゴンの王者、F.カーリー(27・アメリカ)と400mの同王者M.ノーマン(25・アメリカ)が出場することを発表した。

カーリーはかつて400mの選手として活躍。19年の世界陸上ドーハでは銅メダルを獲得。その後100mと200mに転向し、21年の東京五輪では100mで銅メダル。昨年の全米選手権で世界歴代6位タイとなる9秒76をマークし、同年の世界陸上オレゴンで金メダルを獲得していた。

一方、ノーマンは日本人の母親を持つ、世界陸上オレゴン400mの王者。自己ベストは歴代4位タイとなる43秒45を持っているが、今シーズンから100mに本格的に参戦することを表明している。100mの自己ベストは9秒86。
日本からは日本歴代7位の10秒02を持ち、世界陸上オレゴンで準決勝に進出した坂井隆一郎(25・大阪ガス)が出場する。

参戦を受けカーリーは「100m世界チャンピオン、フレッド・カーリーです。横浜で行われるゴールデングランプリで走れることにワクワクしています」。ノーマンは「ゴールデングランプリで走れることにワクワクしています。現地で皆さんに会えることを楽しみにしています」とコメントを寄せた。
同日に発表された出場選手は以下の通り。
男子
■100m
F.カーリー(27・アメリカ)、M.ノーマン(25・アメリカ)、坂井隆一郎(25・大阪ガス)、R.ブラウニング(25・オーストラリア)、J.ドーラン(22・オーストラリア)
■400m
佐藤風雅(26・ミズノ)、川端魁人(24・中京大クラブ)、M.チェリー(28・アメリカ)、J.コエリョ(24・ポルトガル)、K. モンゴメリ(25・アメリカ)


【発表済みの出場予定選手】
男子
■3000m
遠藤日向(24・住友電工)、坂東悠汰(26・富士通)
■110mH
高山峻野(28・ゼンリン)、泉谷駿介(23・住友電工)、村竹ラシッド(21・順天堂大学)
■400mH 
黒川和樹(21・法政大学)、岸本鷹幸(32・富士通)
■3000mSC
三浦龍司(21・順天堂大学)、青木涼真(25・Honda)、楠康成(29・阿見AC)
■走高跳
真野友博(26・九電工)、赤松諒一(27・アワーズ)、瀬古優斗(25・滋賀陸協)
■走幅跳
橋岡優輝(24・富士通)、山川夏輝(27・佐賀スポ協)、吉田弘道(23・神崎陸協)
■やり投
ディーン元気(31・ミズノ)、小椋健司(27・エイジェックスポーツマネジメント)、﨑山雄太(27・愛媛陸協)
女子
■1500m
田中希実(23・New Balance※3000mに変更の可能性有)、後藤夢(23・ユニクロ)、卜部蘭(27・積水化学)
■3000m
山本有真(22・積水化学)
■100mH
福部真子(27・日本建設工業)、青木益未(29・七十七銀行)
■走幅跳
秦澄美鈴(26・シバタ工業)、高良彩花(22・JAL)、小玉葵水(22・ラフィネ北海道)
■やり投
北口榛花(25、JAL)、武本紗栄(23、佐賀スポ協)、上田百寧(23・ゼンリン)