中国軍の軍事演習はおととい終了していますが、台湾国防部はその後も中国軍の戦闘機が「中間線」を越えるなど台湾周辺で活動していると発表しました。

台湾国防部によりますと、現地時間11日午前6時から12日午前6時までの間に、中国軍の戦闘機のべ35機と艦船8隻が台湾海峡周辺で活動しているのが確認できたということです。

そのうち、戦闘機「殲16」など15機が事実上の停戦ラインである「中間線」を越えたり、防空識別圏に進入したりしたということです。

中国軍による軍事演習は10日に終了しましたが、11日も複数の中国海軍の艦船が台湾周辺で訓練を行うなど軍事活動を続けており、台湾周辺での軍事活動を常態化させているものとみられます。