日本政府が発表した「外交青書」で、中国とロシアの軍事的連携に「重大な懸念」を示したことについて、中国政府は「いかなる国の脅威にもならない」と反発しています。

2023年版の「外交青書」では、中国とロシアが軍事的な連携を強めていることについて「重大な懸念を持って注視していく必要がある」と去年より表現を強めています。

これについて中国外務省の報道官は。

中国外務省 汪文斌報道官
「中ロの軍事協力は第3国に対するものではなく、完全に国際法などを遵守しており、いかなる国の脅威にもならないし、他国にとやかく言われる筋合いもない」

また「外交青書」で、中国をめぐり経済面や軍事面などで「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と明記したことには「日本側はいわゆる中国脅威論を誇張し、道理もなく中国の内政に干渉したが、これに断固反対する」としています。