夏場はトライアスロン、冬場はクロスカントリーの選手として活躍する池原仁(29)。異なるスポーツの二刀流で汗を流す彼の職業は小学校教諭。選手と教師の二足のわらじで送る池原さんの姿を追いました。

新学期が始まる小学校。子どもたちが気になるのは学級の振り分けと…

教諭「これから、皆さん楽しみにしていると思います、校長先生による新学期担任の先生の紹介をします。2年2組、池原仁先生!」
児童たち「おおおお!!」

式典の静寂を歓喜に変えたのが、教員2年目の池原仁さん(29)。

池原さん「はい、仁先生です。池原仁といいます。一年間宜しくお願いします」
児童たち「お願いします」
池原さん「今日実は、テレビも来ていまして、先生は学校のない日、土日とかスポーツをやっていて、トライアスロンをやっています」
児童「おお〜!」

池原さんが熱中しているのは去年始めたばかりのトライアスロン。多忙な教員生活を送る中、競技を始めたきっかけは驚きのものでした。

池原さん「冬の国民体育大会と言って、沖縄県の代表として福岡や東京、北海道だったり、各県の代表が集まった大会に出て、冬はスキーをしてきました」

北海道の大学を卒業した池原さんは、スキー・クロスカントリーの県代表国体選手。トライアスロンには、冬場のスキーに向けた体力向上という狙いもあります。