インターネットを利用したサイバー犯罪の被害防止へ向けて、盛岡市の下小路中学校が、警察から被害防止に取り組むモデル校に指定されました。

 サイバー犯罪の被害防止に取り組む「サイバーセキュリティチャレンジモデル校」の指定は、10代の被害が後を絶たないことから、県内の中学校を対象に岩手県警が今年度、新たに始めた取り組みです。
 指定は今回の下小路中学校が初めてです。
 県警によりますと去年1年間に寄せられたサイバー犯罪に関する相談の受理件数は3239件と、過去5年間で最も多くなっています。内容は偽のサイトにアクセスし、架空請求されるといった詐欺や悪質商法が、全体の3割以上を占めます。
 モデル校の指定期間は1年間で、警察が授業でサイバー犯罪の手口を紹介するほか、生徒に啓発のチラシを定期的に配布して、犯罪被害の防止に取り組みます。